オムライスの備忘録

数学・統計学・機械学習・プログラミングに関することを記す

【画像処理】ハフ変換 / Hough Transformation

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ハフ変換 / Hough Transformation

ある点を通る直線は、無限個存在する.

その直線の中で、「特徴点」を最も多く通る直線を検出するというアイディア.

直線の定義

画像上の直線を表現するために、直線を定義する.

座標  x,,\ y を通る直線を以下のように表現する.

 r\ =\ x\ \cdot\ \cos\ \theta\ +\ y\ \cdot\ \sin\ \theta


  •  r: 法線ベクトルの長さ
  •  \theta: 法線ベクトルの角度



パラメータ

2 つの座標が決まれば、直線のパラメータ  (r,\ \theta) が決まる.

ハフ空間

画像上の特長点を用いて、取れる直線の組み  {\ (r,\ \theta)\ } を考える.

この集合がなす 2 次空間をハフ空間と呼ぶ.



ハフ変換は、画像の特長点からなる直線をハフ空間に射影する処理である.

ハフ変換 = 二値化処理 + ラドン変換

画像中における特徴のある直線

画像中に  N 個の特徴点があると、構成される直線は、 N\ \times\ (N\ -\ 1) 個.

その直線の集合において、ハフ変換を行い、パラメータが同じである直線が存在する.

ハフ空間におけるそのパラメータ点の得点をその直線の数とする.

そして、画像における特徴がある直線をその得点によって決定する.

どの程度得点があつまれば、特徴があると判定するかどうかは、閾値などを用いて決定する.

参考

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