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正規分布 / ガウス分布
代表的な連続型の確率分布であって、自然界や人間社会の中の数多くの現象に
対してあてはまり、統計学の理論上でも、応用でも重要な確率分布.
- 確率分布 #まとめ編
確率変数 が、平均 、分散 が正規分布にしたがっているとき、
で表す.
ガウスとの関連
これは、C. F. ガウスが天文学の観測データを数学的に分析したとき、
測定誤差がある法則に従うこと仮定して、誤差理論を確率した.
その際に利用されていたのが、正規分布.
基本情報
密度関数
|
次元の場合、
期待値と分散
確率変数が が正規分布にしたがっているとする.
期待値
分散
特徴・性質
我々が、なぜ統計分析を行う場合に、正規分布を仮定するのか.
これは、正規分布の以下のような特徴・性質にある.
標準正規分布
確率変数 の標準化した確率変数を とする.
標準化変数 は に従う.
これを標準正規分布と呼ぶ.
中心極限定理
正規分布は、一般のランダム系列からその和や平均としても生じる.
の大きくなるときに正規分布が出現するという神秘的な結果は、
中心極限定理という.
識別関数
尤度関数をベイズ識別における識別関数として利用される.
番目のクラスだったときの条件付き確率 (=尤度)
つまり、データへの適用度が高ければ高いほど、選ばれる.
条件付きガウス分布
- 条件付き確率
周辺ガウス分布
ベイズの定理
最尤推定
パラメータ (平均、共分散) が決定したときの、データへの評価である尤度関数は、
と表され、対数尤度関数は、
参考
はじめてのパターン認識