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Normalizing Flows
Normalizing Flowsは、単純な基底分布を一連の可逆微分可能な変換を通して複雑な分布に変換することで機能する. 自己回帰フローや残差フローなど、様々なフロー構造が、効率的な計算と表現力のトレードオフを伴う設計原則に基づいていることが論じられている. さらに、標準的なユークリッド空間だけでなく、離散領域やリーマン多様体へのフローの拡張、および確率変換の一般化されたフレームワークについても紹介. 最後に、正規化フローの密度推定、生成モデリング、変分推論といった様々な応用についても概説.
- Flow #まとめ編
アルゴリズム
連続的な確率変数
に対する柔軟な確率分布を構築する.
: シンプルな基本分布 / base distribution
からサンプリング
: 確率変数
の確率分布 (もしくは、確率密度関数) を指している.
- 他の文献では
を事前分布、
を潜在変数と呼ぶこともある.
:
をある変換
を用いて変換した結果
この変換
変換
の性質
の確率密度関数 
の確率密度関数
を考える.
ここで、
と変換される.
変換
の合成
可逆かつ微分可能な変換 の重要な特性は、合成可能であること.
複数の単純な変換
を合成して、
という複雑な変換を構築することができる.
という複雑な変換を構築することができる.
「Flow」と「Normalizing」の意味
Flow / フローは、基本分布
からのサンプルが、変換
の系列によって徐々に変換されていく軌跡を指す.
Normalizing / 正規化は
からのサンプルが逆フロー
を経て、規定された密度
からのサンプルに「正規化」されるという事実に言及している.
Normalizing / 正規化は
参考
- Normalizing Flows for Probabilistic Modeling and Inference
- [2019]
- 2 Normalizing Flows
- 2.1 Definition and Basics
- arxiv.org
web サイト
paper with code
RealNVP on MNIST (PyTorch, demo)