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「線形結合・線形独立 / 従属・基底・次元」について知りたい
キーワード・知ってると理解がしやすい
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線形結合
線形関係
ベクトル のあいだの関係
を 線形関係 という. がどんなベクトルであっても、線形関係はかならず存在する. それは、 のときで、この場合は、自明な線形関係と呼ばれる.
線形独立・従属
のあいだに 自明でない線形関係が存在するとき、 は線形従属であるといい、 のあいだに 自明でない線形関係が存在しないとき、 は線形独立であるという.
基底
線形空間 の有限個のベクトル が次の 2条件を充すとき、
は V の 基底 であるという
- は線形独立 である.
- の任意のベクトルは、 の線形結合であらわされる.
次元
の基底ベクトルの個数 n を線形空間 V の 次元 といい、dim V で表す.